ストーカーの被害者

ストーカーについて

ストーカーの存在について

アメリカの映画監督シルバーリングの恋人、女優レベッカシェーファーをご存知でしょうか。
1989年、当時21歳だったアメリカの新人女優レベッカ・シェーファーは、狂信的ファンに付け狙われカリフォルニア州の自宅で殺害されるという事件が起こりました。
この事件をきっかけに翌年、同州でアメリカで最初のストーカー法が成立します。
これより約5年後、アメリカのほぼ全ての州でストーキング法が成立する事となります。高層ビル群
更に5年後の2000年、日本でもストーカー規正法が施工される事となり、現在ではストーカーについて認知される様にはなったものの、実社会で暮らす方々の殆どは、ストーカーの存在とは無縁であり、実感の伴わない存在なのではないでしょうか。
しかし、その存在は決して絵空事などではなく、ストーカーは実際に実在するという事を、改めて再認識する必要があります。
平成19年度の警視庁の統計によると、ストーカー規正法違反の処置状況は次の通りです。
ストーカー行為等に関わる相談 913件に対し

警告書の交付 146
禁止命令 9
援助の実地 111
ストーカー行為違反 25
禁止命令違反 1

この統計によると全相談数に対して約1/3が何らかの処置を受けている事になります。
ストーカーは日本に実在しているのです。

タクシーを拾う男性
勘違いをしてはいけないのですが、これは最近になって現れた新しい犯罪という訳ではありません。
以前からこの様な行為はあったのです。
あったが犯罪として扱われなかっただけなのです。
もちろん、名称などなく、変質者、不審者、異常者などと呼称されていました。
ストーキングの被害者は女性の場合が多く、犯人は元夫婦や恋人、知人であるなど、過去に関わった事のある人物である場合が多いのです。
では、全く見ず知らずの他人であるケースはどうかというと、少数ではありますがやはり実在し、そして異性であるとは限らないのです。
被害者は男性であり、全く知らない同姓から一方的な怨みを買い、待ち伏せや自宅に対する被害を受けていたケースも過去の調査にありました。
ストーカーは場所を選びません。
あらゆる場所がストーカー行為の対象となるのです。
被害者はストーカーの監視から逃れる事ができずに昼も夜もストーカーの影に怯えて暮らさなくてはならず、過酷な生活環境を強いられてしまうのです。
そして、この恐怖がどんなものであるかを理解できるのは、被害を受けた当事者だけなのです。
ストーカー行為とは、被害者の心や生活を根本から破壊するテロ行為なのです。
ストーカーに共通するのは、対象者に対する行為を除けば、普段は一般人と見分けがつかないという事です。
普段、普通に出勤し、仕事勤めをしているのです。
ストーカーは加害者以外の人間には、普通に振舞い、親切な態度を装ったりして、被害者の信用を失わせていくのです。
被害者はストーカーの陰湿な手段によって孤立へ追い込まれていくのです。

もっとも、仮にあなたが自分の味方を探そうとして見つらない場合でも、無理をして探す必要はありません。
大切なのは、あなたの気持ちが安らげる様にする事です。
あなたを過小評価する人たちは避けてかまいません。
楽しくて安心できる人たちを見つけてください。
そして穏やかな毎日を過ごせるようにすることが大切です。
決してストーカーの思い通りになってはいけません。
最後に、お恥ずかしい事ではありますが、ストーカーが私達の身近に実在している事を知って頂く為に、かつての過ちをお話ししようと思います。
実は、この項に記されている過去の調査で筆者は探偵としての過ちを犯してしまいました。
この件は筆者がまだ、ある大手調査会社に勤めていた頃の出来事で、被害者である男性の話しがあまりにも非現実的な内容であった為、本当にその様な事が実際にあるのだろうかと過小評価してしまった事です。
何度か調査を行いましたが、その様な気配は全く感じられず数日が過ぎました・・・
しかし同男性宅の張り込みを始めて、三度目か四度目の頃です。
現れたのです。
自分の目と耳を疑う様な奇抜な行動を取る犯人が!卓上のコーヒーカップと手帳
被害者男性が話した通りの人物が本当に実在した事を確認した時の驚きと後悔は、今も、そしてこれから先もずっと忘れる事はできないでしょう。
あの時、どうして、信じてあげられなかったのか・・・
ストーカーの被害者は孤独です。
誰にも話せず一人で悩んでいます。
周りに話しても、自分の言葉を過小評価され、深刻さを分かってもらえず今も一人で悩み続けているのです。